ガラスの宮殿

ガラスの宮殿 (新潮クレスト・ブックス)

ガラスの宮殿 (新潮クレスト・ブックス)

インド人孤児のラージクマールとビルマ宮廷の侍女ドリーが11歳と10歳で出会うところから始まる、600ページを超える長編。とにかく話が面白いのですいすい読み進む。ラージクマールの一生を描く大河ドラマと思いきや、子供や孫や取り巻く友人たちを巻き込む壮大な物語になっている。「百年の孤独」に通じるところもある。それだけでなく、ビルマがイギリスの植民地になるところから二つの戦争を経て最後はアウンサンスーチー民主化運動まで、ビルマの視点による激動の20世紀を描いており、そういう意味でも面白く読める。

「ティファニーで朝食を」

ティファニーで朝食を

ティファニーで朝食を

村上春樹訳の「ティファニーで朝食を」を読んだ。今風のおしゃれな表紙だ。

すらすらと楽しく読めた。村上訳の文体がいいからだろうか。小説は初めて読んだが、訳者があとがきに書いている通り、オードリーヘップバーンのイメージが重なってしかたがない。

ホリー・ゴライトリーが心を許す「僕」のような感性にあこがれるな。

Paris Match - 夜のマーロウのコーヒーの味は -

マーロウ

after six

after six

Paris Match の Saturday Night という曲に葉山が出てくるのを発見した。

ルート134 3年ぶりだわ 南葉山
夜のMARLOWEの珈琲は いけない苦味

これを聴いて、夜中にドライブしてマーロウに行こうと思う人がいないといいけどな。

マーロウはプリンを買うところだと思ってた。レストランもあるみたいだけど夜10時までだしな。
いけない苦みのするコーヒーを出すような渋い店じゃないと思うけどな。

「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」を見たよ

見てすぐに思ったこと。環境問題の扱いかたにフォーカスしすぎて、脚本がおろそかになったのではないか。意味がわからない話が多く、ストーリーとしてなんだか変。

予備知識がなかったのがいけないのかと思って、ネットで調べてみたが、2chやブログの感想をみてもやっぱり駄作なんじゃないだろうか。

前半はちょっと期待させる展開で、緑の星のいろいろな謎がどうやって明らかにされるのだろうと思っていたが、ぜーんぶ置いてけぼり。

リーレは地球への戻り方を知らないままのび太たちを連れて、どこへ向かい何をしようとしていたのか。

そもそも緑の巨人って何?

緑の巨人復活にあたってのキー坊の役割は何?

などなど、まったくわからん。ひどい映画だ。

余った海外の小銭を寄付してきた

海外旅行で余った小銭がたくさんあったので寄付してきた。また行くこともあるかもしれないと思ってとっておいたのだが、管理する手間の方がめんどくさくなった。小銭なのでたいした金額ではないし。

小銭を寄付すると言えば、成田空港の預け入れ荷物をピックアップするところに募金箱があったはずだが、あそこに行く機会はないしな、と思っていた。調べてみると三井住友銀行の各支店に同様のものがおいてあるらしい。

http://www.unicef.or.jp/cooperate/coop_coin.html

最寄りの三井住友銀行に行って聞いてみると、カウンターの片隅に置いてある小さな募金箱を教えてくれた。青い色に白でUNICEFと書いてあるやつだ。

そこに手持ちのコインを全部入れてきた。

Pat Metheny のBootlegに対する思いについて

新しく買ったNASにtorrentを使ってダウンロードする機能がついていたので.torrentファイルを探していると bt.etree.org というサイトが見つかった。なんでも'Trade Friendly' なアーチストの音楽を共有するのだという。

リストは知らないアーチストばかりだったが、中に Pat Methenyの名前があって驚いた。彼はBootlegには厳しく、昔、日本に来たときにレコード店で自分のBootlegを見つけて激怒し、これは違法だと言って持ち去ったことは彼のファンの間では有名だ。

ほんとにいいのかな?と思って Etree WikiのTrade Friendly説明ページ を見てみるとTrade Friendlyであるかどうかの根拠やチェックをするためのリンクリストがあった。その中の、Bands That Allow Taping: Homeというページへ行き、Pat Methenyを検索する。すると、

Note Pat Metheny wrote the following on his website (go to http://www.patmethenygroup.com/pmg/qa/questionselect.cfm and search for 'bootlegs' to see the whole thing)

と書かれているのでその通りにする。(patmetheygroup.comのQAを見るためにはユーザ登録が必要)

Pat MethneyのBootlegに対するコメント中に、

my general thing is that i don't mind people trading tapes

というように、テープを交換することは気にしないとある。しかし、Bootleg CDはまったく別だという。

bootleg cd's are a recent, and very different thing. the issue for me has very little to do with money: it is 100% about music and the very serious business (at least for me) of illuminating through music the things that i have found to be true. this process is very difficult. finally, at the end of it all, all i (or any other "recording artist" for lack of a better term) can really hold up as evidence of what we're about is those records that have our name on them.

お金の問題というより、複雑なプロセスを経てやっとこさ納得のいく音楽に仕上げた、そのふさわしいレベルに達しているかどうかという問題らしい。

で、結局のところ、

again, i heard there was a question about what i thought about all this. this is it. trade the tapes. boycott the bootlegs. if you have to have em, don't buy them, tape them.

ブートレグは買うな、どうしても欲しいならダビングしろ、ということかな。